猛暑に負けじ 威勢よく 水沢ざっつぁか1500人演舞【奥州】
奥州水沢夏まつり(実行委主催)は3日、奥州市水沢の駅通りで街中イベントが行われた。メインの水沢ざっつぁかでは老若男女1500人余りが威勢よく舞い、跳びはねて猛暑を吹き飛ばした。7日には水沢競馬場で花火大会が行われる。
同まつりは、関係団体が実行委を構成し、街中イベントと花火大会を実施。街中イベントは、駅通りを歩行者天国にして園児・子供みこし、奥州地方太鼓連大競演会、干支和、水沢ざっつぁかを行った。
日中に行われた干支和では、2000年度水沢42歳厄年連をはじめ、水沢の厄年連、江刺、前沢の年祝連、厄年連が21団体出演し、二つの会場で演舞を披露した。
夜のざっつぁかには38団体1506人が参加。水沢ざっつぁか保存協力会の菊池達哉会長が「踊る人も見る人も大いに盛り上がってきょうを楽しんでほしい」とあいさつ。千春会の本間祥子さんの掛け声でバンド、和太鼓の伴奏がスタート。華やかな調子の歌と演奏に乗って参加団体が舞い踊りを繰り広げた。
前半は基本通りにたおやかに踊っていた参加者も、後半のアレンジではグループのアピールを入れた掛け声とともに跳びはねたり、ポーズを決めたりして沿道の市民からも声援を受けていた。
花火大会は7日水沢競馬場で行われ、午後7時20分から打ち上げ予定となっている。
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momottoメモ
【ざっつぁか】水沢地方の方言。「雑雑(ざつざつ)」がなまったものとされ、「簡単に、気軽に」といった意味。現在は日常会話で使うことは少なく、まつりでの踊りの代名詞となっている。