一関・平泉

令和もとどろく時の太鼓 一関夏まつり 1500人が踊りパレード

七夕飾りを背に勇壮な演奏を披露しながら練り歩いた2代目時の太鼓巡行

 一関市の第68回一関夏まつり(実行委主催)は2日目の3日、2代目時の太鼓巡行やくるくる踊り大パレードなどが多彩に繰り広げられた。初日に引き続きうだるような暑さの中、参加者は元気いっぱいに踊りや演奏を披露し、盛夏のまつりのボルテージも一気に上がった。

 2代目時の太鼓巡行には、時の太鼓顕彰会と一関青年会議所の関係者らが参加。時の太鼓は江戸時代、城下町に時刻を告げるため、一関藩が幕府から特別に許可を得て毎日正午などに打ち鳴らしたとされる。現在は顕彰会が継承しており、夏まつりで勇壮な響きを披露している。

 同日は中里市民センターを出発、中央町、地主町を経て大町の大会本部前、JR一ノ関駅前まで練り歩いて演奏を披露し、商店街には勇壮な太鼓の音が響き渡った。創作踊りの「炎舞」も披露され、沿道の人たちは迫力の演舞に見入っていた。

 同市萩荘の佐々木明さん(49)は「時の太鼓の巡行を見ると、夏まつりが来たと実感できる。七夕もきれいだった」と語っていた。

 くるくる踊り大パレードには、市内の事業所、地域、関係団体などから26団体・約1500人が参加。さまざまな浴衣を身にまとった参加者が音楽に合わせて踊った。一関地域以外の踊りにも親しんでもらおうと、パレードの前には東山音頭が披露された。

 同日の一関地方は朝から厳しい暑さとなり、一関の最高気温は34・5度と10日連続の真夏日となった。参加者は暑さに負けじと演奏、踊りに打ち込んでいた。

 最終日の4日は、子供七夕神輿(みこし)のほか、銀座大龍神巡行、大一関神輿祭、水天宮神輿宮入りなどが行われる。

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