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花巻東 初戦敗退 鳴門(徳島)に4―10 全国高校野球選手権大会

鳴門に敗れ、甲子園を去る花巻東の選手ら=9日

 【甲子園取材班】第101回全国高校野球選手権大会第4日は9日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦4試合が行われた。本県代表の花巻東(2年連続10度目出場)は第1試合で、徳島県代表の鳴門(2年連続13度目出場)と対戦し、4-10で敗れて4年ぶりの初戦突破はならなかった。

【8、社会面に関連】

 2013年の準々決勝以来、6年ぶりの顔合わせとなった両チーム。前回の対戦では花巻東が5-4で勝利して09年に続く4強入りを果たしており、今回も岩手大会を制した勢いに乗って初戦に臨んだ。

 花巻東は技巧派左腕の中森至(3年)が先発。一回、先頭打者に安打を許して2死から連続四球で満塁とされると、6番藤中壮太(2年)に左中間二塁打を浴び、3点を先制された。三回には最速150キロを誇るエース西舘勇陽(3年)がマウンドに登ったが、徳島大会の打率6割超の相手主砲・浦和博(3年)の二塁打を足掛かりに失点し、五回にも四球とミスから3点を奪われ、0-7と苦しい展開となった。

 打線は毎回走者を出しながらも、鳴門の主戦左腕・西野知輝(3年)の巧みな投球術に要所を締められていたが、五回に2四球から2死一、二塁として3番中村勇真主将(3年)の右越え二塁打で2点を返し、一気に反撃ムードとなった。

 終盤の強さに自信を持つ花巻東だったが、八回に3連打で2点を追加されて万事休す。八、九回に1点ずつを返す意地を見せたが、「逆転の花巻東」と称されるナインにとっても序盤の大量失点は最後まで重く響いた。

 花巻東は2年連続の初戦敗退となり、チームとして15年以来、県勢として17年の盛岡大附以来の「夏1勝」はならなかった。

momottoメモ

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