北上・西和賀

殿、姫 みやび歴史絵巻 大名行列を再現 浮牛城まつり【北上】

桜庭さん(中央)を殿役に地区内を練り歩いた口内大名行列

 第13回浮牛城まつり(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は17日、北上市口内町内で開かれた。地域住民らによる口内大名行列や民俗芸能公演、各種ステージ発表などが繰り広げられ、来場者が地区の歴史と文化に触れた。

 地域おこしの一環として2007年に始まり、例年は8月16日に固定開催されてきたが、平日では出演者やスタッフの確保が課題だったことから、今回は週末に日程を変更して開かれた。

 メインイベントの大名行列は、1866(慶応2)年に仙台詰めの領主が領内視察のために口内入りした様子を再現。殿役にラグビー元日本代表で釜石シーウェイブスRFCゼネラルマネジャーの桜庭吉彦さん(52)、姫役には専門学校生の千葉有紀さん(21)がそれぞれ扮(ふん)した。

 大名行列はのぼり旗を先頭に、ほら貝の合図で口内地区交流センター前をスタート。「下に、下に」の掛け声とともに、御鉄砲や御徒(おかち)、家老などが道中所作を披露しながら、口内小学校までの道のりを歩いた。厳しい暑さの中、沿道には多くの住民や観光客らが詰め掛け、一行に声援を送った。

momottoメモ

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