雄星「幸せなこと」 きょう田中と初の投げ合い
【シアトル時事】米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手とマリナーズの菊池雄星投手(花巻東高出)は26日、先発登板での投げ合いを翌日に控え、シアトルのTモバイル・パークで調整した。試合前にはグラウンドに姿を見せた田中にブルペンから戻る菊池が近寄ってあいさつし、しばし談笑する様子も見られた。両者による初の投げ合いとなる試合は27日午後7時10分(日本時間28日午前11時10分)開始となる。
田中は、大リーグデビューから6年連続2桁勝利となる10勝目が懸かる。前回登板の立ち上がりで乱れた点を踏まえ、「初回からしっかり入って、いいリズムで、いい投球ができれば」。後輩投手との投げ合いについては「最後はもちろん勝つのは自分だと思って投げることに変わりない」と力を込めた。
菊池はメジャー初完封を果たしたブルージェイズ戦から中8日の登板で6勝目を目指す。中学時代に北海道・駒大苫小牧高で活躍する田中に影響を受けたそうで、「米国で対戦できるというのは本当に幸せなことだし、いい試合をしたい」と意気込みを見せた。