奥州・金ケ崎

県内全土を大祓 大嘗祭向け関係者ら【奥州】

大嘗祭に向けた天下大祓で、大麻で県内をはらい清めた県神道青年会

 11月に行われる大嘗祭がつつがなく行われるよう、青年神職でつくる神道青年全国協議会(金田祐季会長)は30日、全国一斉に「天下大祓(おおはらえ)」を行った。県内では、県神道青年会(藤原大修会長)が奥州市水沢の駒形神社で行い、土地をはらい清めた。

 大嘗祭に向けて近世以前には、8月に「天下大祓」「五畿七道の大祓」と呼ばれる全国的な臨時大祓が行われていたという。このことから同協議会が自発的に行うこととし、大嘗祭のつつがない斎行を会員が心を一つに祈念することとした。

 同日の天下大祓は47都道府県で正午から一斉に行われ、駒形神社では駒形充聡副会長を斎主に会員6人が神門で大祓の儀式を行った。

 儀式では、祓主の菅原史穂子常任委員が土地の汚れをはらう「大祓詞」を奏上。大麻(おおぬさ)で県内全土をはらい清めた。大祓の後、参列者全員で駒形神社に向かって拝礼し、さらなる弥栄(いやさか)を祈った。

 駒形副会長は「一代に一度の大嘗祭。不安な情勢にある昨今のこともあり、心穏やかに大嘗祭を行えるよう厳重な祓を行った。令和の安泰と地域の健勝を祈る」と話していた。

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