花巻

食材宝庫 料理で発信 家の光フェス 地産地消メニュー試食【花巻】

「家の光クッキングフェスタ」で地産地消料理を味わう参加者

 JAいわて花巻(髙橋勉代表理事組合長)など主催の「家の光クッキングフェスタ」は4日、花巻市野田の同JA総合営農指導拠点センターで開かれた。テレビなどで活躍する料理研究家のきじまりゅうたさん(38)の講演や地場産食材を使った料理の試食などが行われ、参加者約300人が食を通じた地域活性化や地産地消の大切さを再確認した。

 開会行事では、髙橋組合長が「この地域は食材がたくさんあり、しっかり料理することでそのおいしさも引き立つ。地産地消、食材の全国へのアピールに取り組んでいきたい」とあいさつした。

 試食では、同JA管内産の「銀河のしずく」やピーマン、キュウリ、茶美豚などを使ってきじまさんや同JA女性部が調理した「炊き込みチャーハン」「シイタケとキュウリのかきたまスープ」「かんたんウンパイロウ」などが振る舞われた。

 参加者からは「スープのキュウリは軟らかいし青臭さもなくておいしい。食べやすいので介護食にもいい」「サラダはリンゴとヨーグルトと野菜の組み合わせが良い」などの感想が聞かれた。

 きじまさんはハンバーグを作るデモンストレーションを披露し、調理のポイントやさまざまな食材のお薦めレシピを説明。「キュウリが大量に余っている時は切り干しキュウリをやってみてほしい。油で炒めるとおいしい。保存食を作るときは周りの家と集まり、楽しみながらやってください」と呼び掛けた。

 同フェスタは、食と農業への理解を広げようと月刊誌「家の光」と全国のJAが連携し、毎年約60会場で行われている。

momottoメモ

▲「雑穀米 味噌焼きおにぎり丼」 佛川さん最優秀賞

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