一関・平泉

花火と初コラボへ 競技飛行や搭乗体験 来月バルーンフェス【一関】

10月12~14日に開催される一関・平泉バルーンフェスティバルのPRポスター

 一関・平泉バルーンフェスティバル実行委員会は11日、熱気球イベント「一関・平泉バルーンフェスティバル2019」(岩手日日新聞社など後援)の開催概要を発表した。10月12~14日に一関市狐禅寺の一関水辺プラザを主会場に開かれ、5年連続で国内最高峰のレース「熱気球ホンダグランプリ」の第3戦として、国内外のトップクラスのパイロットがレースを展開。人気を集めるバルーンイリュージョンでは初めて花火とコラボレーションする企画もあり、熱気球の魅力を伝える。

 副実行委員長の町田耕造NPO法人熱気球運営機構会長が、市役所で記者会見した。

 バルーンフェスは、東日本大震災の復興支援を目的に2012年に初開催され、今回で8回目。15年からは熱気球ホンダグランプリに組み込まれている。今回はオフィシャル機5機を含めて全32機、約100人が参加を予定している。オフィシャル機には人気漫画「北斗の拳」のキャラクターが描かれたバルーンも新たに加わる。

 競技飛行には国内外から27機のエントリーがあり、16年の世界王者のニック・ドナー選手や14年の世界王者で現在同グランプリ首位の藤田雄大選手らが名を連ねた。

 競技飛行は12~14日の午前6時30分からと、12、13日の午後2時45分からの全5回行われる。内容や終了時間は、天候や風向きによって当日決定する。

 バルーンイリュージョンは同市の磐井橋下流側の磐井川緑地で12日午後6時から30分間開催。音楽のリズムに合わせてバーナーが炎を上げ、熱気球を照らすほか、初めて花火を打ち上げて盛り上げを図る。

 一関水辺プラザでの係留は3日間いずれも午前8時から開催し、希望者の体験搭乗を有料で受け付ける。

 このほか13日にNHK「おかあさんといっしょ」で11代目体操のお兄さんを務めた「よしお兄さん」こと小林よしひささんを招いた体操教室を開催。時間は午前11時からと午後2時からの2回予定している。同時開催イベントとしてはものづくり体験やマーカー作り体験なども行われる。一関水辺プラザに程近い市総合体育館では12、13の両日に全国ご当地もちサミットと住宅祭も開催される。

 同フェスでは高さ8000フィート(約2500メートル)まで飛行可能で、一関水辺プラザを拠点に約50キロ四方が飛行エリアとなる。町田副実行委員長は「これほど高く飛ぶことができ、広い範囲で開催する大会は日本ではないので、ぜひバルーンを見に訪れてほしい」と語っている。

 問い合わせは、市観光物産課内の実行委事務局=0191(21)8413=へ。

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