奥州・金ケ崎

ラグビーW杯 競技の魅力と釜石にスポット 来月まで2図書館で企画展【奥州】

ラグビーW杯開催を前に競技の魅力を紹介している胆沢図書館の企画展

 20日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会をテーマにした図書の企画展が、奥州市立図書館の2館で開かれている。胆沢図書館(胆沢南都田字加賀谷地)は競技、江刺図書館(江刺大通り)は会場の一つとなっている釜石市をそれぞれテーマに、読書を通して大会の盛り上げを図っている。ともに10月13日まで。

 胆沢図書館の企画は「応援しよう! ラグビーワールドカップ2019日本大会」。活躍が期待される日本代表にスポットを当てた書籍や、タグラグビーを含めた競技の教本など25冊を展示している。

 このうち奥州市出身の漫画家箱石達さんが高校ラグビーを題材に描いた「フルドラム」全5巻は、地元ならではの展示として目を引く。ラグビーボールを模したユニークな絵本もある。

 展示スペースには大会のパンフレットも張り出した。同館は「地元出身の漫画家の作品を手に取ってほしい。釜石も会場となる4年に1度の大会を、利用者の皆さんも一緒に盛り上げてくれれば」としている。

 月曜と祝日が休館。問い合わせは同館=0197(46)2133=へ。

 江刺図書館は「鉄とラグビーのまち釜石の魅力~ラグビーW杯開催記念~」と題し、釜石の歴史や現在の釜石シーウェイブスに至るまでの歩みなどを紹介。郷土資料と一般書47冊を集めた。

 観光地や、東日本大震災の被災地としての側面も重視。世界文化遺産となった「橋野鉄鉱山」、震災時に小中学生の死者が少なかった「釜石の奇跡」などを掲示資料で解説している。

 地域限定のウサギの「ミッフィー」、県のPRキャラクター・わんこきょうだいのTシャツなど、W杯仕様のグッズも並べた。同館は「釜石道のため江刺と釜石は近い。せっかくなのでW杯以外でも足を運んでほしい」としている。

 月曜と祝日は休館。問い合わせは同館=0197(34)1078=へ。

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