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ご当地ジャーキーいかが 県立大生5チーム開発 佐助豚使用、売り上げ競う【岩手】

「佐助豚」を使って考案した“ご当地ジャーキー”を販売する県立大総合政策学部の学生ら=JR盛岡駅ビルフェザン

 県立大総合政策学部の学生らが立ち上げた「学生カンパニー」5社は23日、久慈ファーム(二戸市)生産の豚肉「佐助豚」を使ってそれぞれ開発した“ご当地ジャーキー”の販売競争をスタートさせた。味付けや食感、パッケージデザインなど、工夫を凝らした点をアピールしながら、11月3日までJR盛岡駅ビルフェザンなどで販売し、売上高を競い合う。

 フェザンと県立大、県内企業が協働し、県産品の新商品を開発するプロジェクトの一環で、2015年度から実施。今年度は新たに同学部3年生114人を3~4人ずつのチームに分け、地場調査や企画考案に挑戦。学内審査で選ばれた5チームを「カンパニー」とし、6月から本格的な商品開発を進めてきた。

 商品はキューブ状の食べやすい形が特徴の「コロコロさすけ」をはじめ、軟らかな食感を追求した「ジャとふ」、ハーブソルト使用で油っぽさが少ない「豚ぺっこジャーキー」などの5種類。同日はフェザンのほか、JR盛岡駅前滝の広場など盛岡市内4会場で売り出した。

 学生らは「新食感のジャーキーです」「ご飯にかけてもおいしいですよ」などと呼び込み、元気よくPRした。

 「コロコロさすけ」を考案した学生カンパニー「コロすけ堂」の福田晃菜さん(20)は「ジャーキーとセットのチーズソースにもこだわり、何度も試行錯誤を重ねた。より多くの人に味わっていただき、笑顔になってほしい」と話していた。

 期間中は、フェザンおでんせ館内の久慈ファームフェザン店などで各商品を販売。同社の久慈剛志取締役社長は「できるだけ具体的な指示をせず、学生のアイデアで自由に開発してもらった。商品を通じ、素材の良さも知ってもらえれば」と期待を込めた。

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