一関・平泉

攻撃手法知って対策 サイバーセキュリティー 人材育成へ高専で演習【一関】

一関高専で開かれた講習会でサイバーセキュリティーについて学ぶ学生

 国立高等専門学校機構サイバーセキュリティー人材育成事業(K-SEC)の第1ブロック高度人材向け講習会「サイバーセキュリティー演習」は22日、一関市萩荘の一関工業高等専門学校で開かれた。参加した学生がサイバー攻撃の手法を体験し、防御する上で必要なポイントを探った。

 官公庁や企業、個人に至るまでインターネットを活用したIT(情報技術)が重要な役割を担う中、悪質なサイバー攻撃は多様な進化を続けている。一方で不足するサイバーセキュリティー人材の育成を図ろうと、第1ブロック(北海道、東北地区)の高専学生を対象に講習会を開催しており、8月の旭川高専(北海道旭川市)に続き同日が2019年度2回目となった。

 同ブロック7校から学生10人が受講し、ネットワンシステムズ(本社東京都千代田区)の社員5人が講師を務めた。

 学生は同社が構築した仮想環境を使って、攻撃側と攻撃を受ける側それぞれの立場を疑似体験。攻撃側は、セキュリティーが脆弱(ぜいじゃく)なサーバーを調べ、設定が甘い箇所に対してどのようなツールを使って攻撃するかを実践した。

 このほか、サイバー攻撃を規制する法律や罪に問われる場合の事例、サイバーセキュリティーに関わる資格、職業についても知識も学んだ。

 一関高専制御情報工学科5年の松川侑生さん(20)は「サイバー攻撃の対策を構築するには相手のことを知らないと始まらない。学校の授業では学ぶことができない内容なのでとても有意義だ」と実感していた。

 同校はK-SECの拠点校としてサイバーセキュリティー人材育成事業を進めている。事業担当の千田栄幸教授は「教材などの関係もあり学校だけで進めるのは難しい。産学連携によって人材の育成に努めていく」と話していた。

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