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トラックの魅力満喫 滝沢でフェスタ 展示や運転体験【岩手】

大型トラックなど運転体験に詰め掛けるトラックフェスタの来場者

 物流を支えるトラック輸送の役割や運送業に興味を持ってもらおうと、県トラック協会(髙橋嘉信会長)主催のトラックフェスタ2019inアピオが29日、滝沢市の岩手産業文化センター特設会場で開かれた。家族連れを中心に大勢が来場し、体験を通じて運送業の魅力に触れた。

 10月9日の「トラックの日」に合わせて開催。各種トラックの展示に加え、高所作業車やトラクターヘッドの乗車、積載型トラッククレーン車を使った荷つり操作、トラックの運転席を持ち上げるキャブチルト、荷室側面全体を開放するウイングの開閉など実車を使ったさまざまな体験コーナーが開設された。

 今回初めて設けられたのは、自動車教習所の協力による補助ブレーキ付き教習車を使ったトラックの運転体験。ドライバーの高齢化が急速に進行し、若年層の成り手も少なく近い将来深刻な人材不足が懸念されることから、体験を通じて運送業やドライバーに興味を持つきっかけにしようと企画した。

 会場に設けられた特設コースでは、教習指導員に教わりながらエンジンをかけて発進、旋回、停車といった一連の動作を体験。父親が運転する大型トラックに母親、兄と一緒に乗った下舘柚斗君(6)=奥州市=は「初めて乗った。トラックを運転しているお父さんは格好良かった」とうれしそうに話していた。

 同日はイベントに合わせて小学生から募集した、私の街に「こんなトラックあったらいいな」絵画コンクール入賞者の表彰も行われた。

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