一関・平泉

400年の時超え 東山・唐梅館絵巻 軍議再現【一関】

400年の時を超えて再現された軍議で口上を述べる総大将役の中村さん

 天正18(1590)年の小田原参陣についての軍議を再現する唐梅館絵巻(実行委主催)は29日、一関市東山町で開かれた。秋晴れの下、総勢333人の武者が集結して軍議が執り行われ、訪れた多くの観衆が400年以上の時を超えて鮮やかによみがえった歴史絵巻を堪能した。【一関社会面に関連】

 同絵巻は小田原参陣を前に、葛西氏の重臣千葉一族の本拠地唐梅館に磐井、胆沢、気仙、本吉、登米、栗原などから集結した各諸将による武者行列と唐梅館での軍議を再現するイベント。19回目の今回は総大将の千葉広胤役に俳優の中村俊介さん(44)を迎えた。

 前夜から早朝にかけて降った雨もやみ、今回は2017年以来2年ぶりに屋外で開催。長坂商店街から唐梅館総合公園までを練り歩く武者行列や同公園での軍議再現は予定通り行われ、観衆から声援が送られた。

 絵巻は同商店街での町内3施設の園児による「ちびっこよさこい」でスタート。地元の女性による総祝い千人踊りや山車運行などが披露された。

 同公園での軍議には次々に武将らが集結。総大将役の中村さんが「(豊臣)秀吉の軍勢に立ち向かい、千葉一族の意地を見せる。いざ出陣だ」と口上を述べ、全員で気勢を上げた。

 出陣祝賀の舞では、市内で行山流鹿(しし)踊りを継承する5団体が競演。餅まき後はげいび大獅子太鼓の演奏やげいび藤美連、南部神楽東山保存会によるよさこいや神楽演舞を繰り広げた。

 同市東山町の鈴木佳那子さん(23)は「中村さんは笑顔がすてき。ファンサービスも良くて素晴らしい総大将だった。鹿踊りの競演は見応えがあった」と喜んでいた。

momottoメモ

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