北上・西和賀

展勝地の魅力再発見 きたかみ景観人養成講座 スポット確認、撮影

陣ケ丘からビュースポットを確認、撮影し展勝地一帯の魅力を再発見する参加者ら

 北上市主催の「きたかみ景観人養成講座-展勝地景観発見ワークショップ」は6日、同市立花の市立公園展勝地一帯で行われた。参加者は北上川や陣ケ丘、みちのく民俗村を含めた景観スポットを撮影。桜並木に限らず、展勝地一帯の持つ魅力を再発見した。

 同講座は、市民の景観づくりの意識を醸成しようと毎年開講。今回は2021年に開園100周年を迎える展勝地一帯の景観の素晴らしさを共有してもらおうと、子供を含む一般市民や関係者ら10人ほどが参加した。

 参加者はNPO法人いわてNPO-NETサポートの菊池広人事務局長の案内で、北上川の頭首工や桜並木付近の船着場、これらを一望できる小高い陣ケ丘、古民家や昔ながらの原風景が並ぶみちのく民俗村をカメラを手に散策した。

 陣ケ丘で菊池事務局長は「古いベンチからはこだわりの景観が見える」「100周年に向け、市などは大切にしてきた景観を守る取り組みをしている」と説明。市都市計画課職員も「桜並木付近のお花見広場で花が咲くよう植栽を整えている」と現状を語った。

 参加者は、陣ケ丘から北上川と和賀川の合流点や桜並木を見下ろすビュースポットに「姫神山などが見れてきれい」などと感激したよう。息子と共に参加した同市二子町の宮原敦子さん(39)は「展勝地は桜というイメージだったが、いろいろな植物や昆虫がいて、改めて自然がいっぱいあると感じた。小道もきちんと整備されている」と感じ入り、同市大通りの男性(71)は「展勝地は桜が終わってもツツジがあり、時期によってさまざまな撮影ポイントを教えていただいた。北上川と和賀川の合流点の夜景、陣ケ丘からの桜並木をライトアップした頃に撮影してみたい」と意欲的だった。

 散策後は民俗村で撮影した写真を鑑賞し、互いのビューポイントを確認。気付かなかった展勝地の景観を発見し、楽しんでいた。

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