奥州・金ケ崎

地域と共に 読者の声

水沢で40年来の“応援団”となっている及川さん
岩手日日「日曜論壇」への投稿を続ける高橋さん

 現在の「岩手日日」が「夕刊いちのせき」として創刊されたのは1923(大正12)年2月26日。それ以来、「地域と共に」という揺るぎない姿勢で新聞を発行し続けてきました。令和元年の新しい年に、新しい新聞制作システム(CTS)の稼働を迎えます。新紙面スタートに、ご愛顧いただいている読者の皆さんに、岩手日日との思い出などを交えてもらいながら、新紙面に対する期待、要望を伺いました。

40年来の“応援団” 奥州市水沢 及川喜久子さん(65)

 奥州市水沢で40年余り喫茶店「りょんりょん」を営む及川喜久子さん(65)は、1979年6月に水沢新聞社(現水沢支社)が設立された時からの読者。「やじ馬的に応援している。欲しい情報が得られる気がする」と評価する。

 りょんりょんはJR水沢駅近くに77年オープン。南部鉄器で沸かした湯を使ったコーヒー、今や海外からもファンが訪れる名物の「肉巻きおにぎり」が人気。及川さんが喫茶店を始めて少したった時に、設立の準備を進めていた営業マンが店に訪れた。書くことが好きだった及川さんは当時から「リビング」の紙面に協力しており、今もレシピ紹介のコーナーを持つが、以前には海外旅行の紀行も寄せていた。

 県南地方の詳しいニュースに加え、国際、国内、県内のニュースが掲載されているのが良いという。「最近では県議会の勢力についての解説が詳しく丁寧に書かれていて、じっくり読んで納得した」と語る。

 「高齢化の中、字が大きくなることは大歓迎。一方で活字離れが進んでいるのは確かだから、スマホやITに絡めて若い世代に訴え掛けるように新聞へと誘導する仕組みをつくってはどうか」と提言。「確実性や信頼性といった新聞ならではの強みに自信を持って頑張ってほしい」と今後にもエールを送る。

頑張る姿 伝えて 奥州市水沢 高橋力さん(71)

 奥州市水沢の高橋力さん(71)は、本紙「日曜論壇」で地方行政への提言を行っている。「誰かの参考になればと思って投稿している。そこから人とつながりができ、考えが広がる」と頬をほころばす。

 地方紙への投稿を始めたのは1971年ごろだった。最初は小さな声を上げていたが、市職員を定年退職した後は「望ましい地域、社会の在り方について考えるところを伝えたい、書きたい」として論考を発表している。

 ライフワークとなっている「後藤新平的考え方」と退職後に大学院で学びを深めた地方行政の在り方について、本紙で2015年から持論を展開。「見聞きして調べて覚える。そして多くの人の話を聞く。その上で問題を提起してきた。掲載された後、心を打つような手紙を頂くと、何か書かなくちゃならないと奮い立つ。人のつながりをつくるのも新聞の良さ」と新聞を通じた読者とつながりが原動力にもなっている。

 「正しく迅速に伝えることが新聞の使命だと思う。岩手日日に求めるのは人と社会を考える新聞としての姿」とし、「少子高齢化の中で入賞するかしないかにかかわらず頑張る子供たちの姿を伝えること、そして高齢者が頑張っている姿、頑張ってきた姿をこれからも掲載してほしい」と今後への期待を語る。

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