“予習”で本番楽しく さくらホール 13日に英王室近衛軍楽隊公演【北上】
北上市文化交流センターさくらホールの主催事業「英国女王陛下の近衛軍楽隊」公演は、13日に同ホールで開かれる。英国王室のバッキンガム宮殿を守り、ロンドンの街の象徴となっているグレナディア・ガーズバンドが来日し、エンターテインメント精神あふれるコンサートを繰り広げる。これに先立ち、関連イベントが開かれ、参加者が本公演をより楽しむためのレクチャーを受けた。
関連イベントは市文化創造が主催。NPO法人芸術工房の亀田裕子さんと同ホールの高橋建一郎さんが講師を務め、4、9の両日に開催した。
9日は20人余りが参加。今回出演するグレナディア・ガーズバンドは英国王室の五つある軍楽隊の中で最も歴史が古く来日は29年ぶりになること、宮殿一帯が観光地となっていて軍楽隊が交代でパレードを行っていることなどがスライド写真とともに説明された。
公演の演目の一つとなっている「威風堂々」第1番「希望と栄光の国」は、第二の国歌といわれるほど英国で人気の曲。当日アンコールでも披露されることから、観客も演奏に合わせて歌い、公演を盛り上げようと歌のレクチャーも行われた。参加者は歌の出だしや発音、リズムを繰り返し練習し、本公演に備えた。
参加した市内の60代女性は「今回みたいに事前にレクチャーを受けていれば、何も知らないまま行くよりも理解が深まり、いつもと違った楽しみ方ができると思った。歌うのはあまり得意じゃないのでアンコールではハミングで盛り上げたい」と胸を躍らせた。
本公演は午後2時から。料金はS席7600円、A席6500円、B席5500円、高校生以下3000円。問い合わせは市文化創造=0197(61)3300=へ。