花巻

17日から販売開始 はなまき小判 発行 例年と同じ8万枚

17日に販売開始する「はなまき小判」をPRする藤本委員長(右)と菊池委員

 花巻商工会議所(髙橋豊会頭)は、2019年度「はなまき小判」の販売を17日から始める。発行枚数は例年と同じ8万枚。毎年完売する人気の地域商品券で、地域経済の活性化に向け積極的な利用を呼び掛けている。

 同小判は地域活性化策の一つで01年度に会員交流券として初めて発行され、同商議所と市内3商工会が合併した08年度以降は毎年発行している。1000円分の買い物ができる同小判1枚を920円で販売。1枚当たり80円のお得感から市民に好評を得ている。

 小判は縦15センチ、横7・5センチ。市内4地域の行事や名所旧跡などの図柄を記す表面には、今回は毎年9月に開催され、今年で40周年の節目を迎えた石鳥谷まつりを採用。戦国武将をモチーフにした南部風流山車を描いた。

 今年度も1人6万円分(1セット20枚の3セット分)を上限に設定。商議所本所と大迫、石鳥谷、東和の各支所で平日午前9時~午後5時に販売する。

 販売初日から来年3月22日まで使用できる。小判が利用できる登録店は320店(11日現在)が申し込んでいる。同商議所が作製した登録店の一覧(特集号)は、今年から花巻、石鳥谷、東和、大迫各地域の飲食店、小売店、生活関連サービス、理美容、宿泊・温泉、タクシーなど業種別に掲載した。販売期間中も登録申し込みを受け付け、同商議所のホームページで紹介する。

 18年度は8万枚を発行し、発売2日目で完売。利用(換金)率は前年度実績を上回る99・62%だった。登録323店のうち小売業を中心に148店で利用された。

 はなまき小判小委員会の藤本純一委員長は「地域経済の活性化や会員拡大の効果もある。今年も多くの方に利用していただきたい」、菊池房江委員は「使えるお店も多く、利用期間中も増えるものと思う。多くの人に幸せを招いてくれるよう願っている」と語っている。

 問い合わせは同商議所=0198(23)3381=へ。

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