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台風19号 県内 1人死亡、4人重軽傷【岩手】

 県は13日、大型で強い台風19号の接近に伴う被害状況をまとめた。1人死亡、4人が重軽傷を負ったほか、釜石市内で133世帯348人が孤立し、県の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊などが救助活動を展開している。気象庁は14市町村に本県で初めてとなる大雨特別警報を発令。22市町村で避難指示・勧告が出され、県内全33市町村で一時9930人が避難した。

 県災害対策本部によると、午後3時現在で宮古や久慈など沿岸8市町村の2673人が避難している。

 人的被害は、田野畑村で軽トラックを運転していた男性(71)が陥没した道路に車ごと落下し死亡した。釜石市内の宿泊施設の50代の管理人男性が土砂崩れにより肋骨(ろっこつ)骨折の重傷。盛岡市内で新聞配達の70代女性が転倒し、右足骨折の重傷を負ったほか、釜石市や宮古市で軽傷2人となっている。

 判明している孤立状況は、釜石市内で土砂崩れのため道路が寸断され、佐須地区の25世帯88人、尾崎白浜地区の108世帯260人が孤立しているが、負傷者は確認されていない。

 物的被害は、床上浸水53軒、床下浸水61軒、土砂流入30軒などとなった。久慈や釜石など5市町村の933戸で断水。盛岡や花巻、一関など23市町村の延べ約4万1000戸で停電が発生。宮古市などの一部で、道路の土砂崩れにより復旧の見通しが立っていない。

 道路関係は、東北道の一関以南が一時通行止めとなったほか、県管理道路は44路線55カ所で通行止めとなっている。

 県管理河川では、山田町の関口川と織笠川で水があふれたほか、大雨に伴う増水で氾濫危険水位に15河川17カ所、避難判断水位に23河川27カ所が達した。

 気象庁は13日午前0時40分、久慈、宮古、釜石、大船渡、陸前高田、一関、洋野、岩泉、山田、大槌、住田、野田、普代、田野畑の14市町村で重大な災害が発生する恐れがあるとして5段階の警戒レベルのうち最も高い大雨特別警報を発令し警戒を呼び掛けた。午前8時40分に県内全ての大雨特別警報が警報、注意報に切り替わった。

 鉄道関係では、JR東日本が13日、東北新幹線と秋田新幹線(東京-盛岡間)の運転を見合わせていたが、安全確認を行い、同日午後4時以降から順次再開した。
 県内の在来線についても終日運転を見合わせるとしていたが、台風通過後に設備点検などを実施。東北(一ノ関-北上間)、大船渡など6路線の一部で同日午後4時ごろから運転が再開された。東北(小牛田-一ノ関間)、花輪、八戸の各線は終日運休とした。

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