16人が熱唱 ICN歌謡王座決定戦 及川初子さん(花泉)最高賞【一関】
一関ケーブルネットワーク(ICN)が主催する第30回ICN歌謡王座決定戦(岩手日日新聞社など協賛、一関市後援)は14日、同市大手町の一関文化センターで開かれた。同市近郊から10~70代の男女16人が出演して自慢ののどを競い、審査の結果、最高賞のICN歌謡大賞には演歌「幾春別川」を歌った及川初子さん(64)=一関市花泉町涌津=が選ばれた。
第30回の節目を記念して出場者の募集エリアを拡大し、一関市のほか平泉町、県境を越え広域連携している宮城県栗原、登米両市までを対象とした。一関市から10人、平泉町から1人、栗原市から5人が出場し、スポットライトを浴びて1曲ずつ熱唱した。ポップスやアニメソング、演歌などバラエティーに富んだ歌が披露され、客席では出演者の家族や友人らが横断幕を掲げて声援を送ったり、花束やおひねりを渡したりしてステージを盛り上げた。
大賞に輝いた及川さんはトップバッターで登場し、あでやかな着物姿で安定感のある歌声を響かせた。第20回で優秀歌唱賞を受賞して以来10年ぶり2度目の出場で歌謡王座を射止め、「まさかと思っていたのでうれしい。大勢の人が応援に来てくれ、出演者同士も控え室で和気あいあいだった。この雰囲気を本当に楽しんだ」と喜びを語った。
ゲストとして出演した一関工業高等専門学校出身のフォークグループ「NSP」の中村貴之さんはヒット曲「夕暮れ時はさみしそう」など2曲を歌い、学生時代の思い出などを語った。
大賞を除く各賞は次の通り。(敬称略、かっこ内は地域名)
▽熱演賞=小野清秀(一関)▽岩手日日新聞社賞=菅原敏男(栗原)▽審査員特別賞=小山早人(一関)▽優秀歌唱賞=曽部琉那(栗原)▽歌謡ポップスチャンネル賞=小山冴、佐藤海結(以上一関)▽ケアセンターいこいいきいきシルバー賞=千葉秀治(一関)
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