県内外

悲惨な児童虐待防げ 県立図書館 DVや貧困問題にも焦点【岩手】

児童虐待防止などを啓発する資料や情報を集めた特別展示

 県立図書館の特別展示「児童虐待防止と子育て」が、盛岡市のいわて県民情報交流センター内の同館で行われている。子供への虐待のニュースが後を絶たない今、社会で虐待が見逃されないよう関心や理解の深まりを期待し、関係する資料や情報を紹介している。

 特別展示は、11月の「児童虐待防止推進月間」に合わせた啓発活動。悲惨な虐待事件が全国で相次ぎ、昨年県内で起きた虐待による死亡事例や親による子供への体罰を禁止した改正児童虐待防止法などの成立を踏まえて企画した。

 2018年度の県内虐待相談対応件数が過去最多を数えるなど虐待の現状や虐待の相談窓口、相談を受けた後の流れなどを紹介。虐待の背後にある家庭内のドメスティックバイオレンス(DV)や貧困といった問題にもスポットを当てたほか、発達支援サポートブックや漫画で子育てに役立つ情報を分かりやすく紹介する情報誌、各種リーフレットも配布している。

 また▽児童虐待▽子どもの貧困▽発達支援▽ひとり親家庭―など六つのジャンルで関連図書70冊余りを紹介。常設の生活全般のさまざまな問題を扱った「くらしのコーナー」や、子育て中の親が安心して本を手に取ることができる「子育て応援コーナー」の利用も呼び掛ける。

 同館企画広報課の鍋倉健一さんは「児童虐待に周りが気付いたり手を差し伸べたりするには(社会の一人ひとり)高いアンテナを持つ必要がある。子供が明るく元気に過ごせる環境づくりにつながれば」と話す。

 展示は来月28日まで。今月26、31日は休館。

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