北上・西和賀

保健・子育て支援複合施設 愛称はhoKko 北上 市民投票6割が支持

新施設の愛称は「hoKko」(ほっこ)に決定。茶色をメインカラーとした

 北上市は6日、2020年度内にツインモールプラザ西館にオープンする保健・子育て支援複合施設の愛称が「hoKko(ほっこ)」に決まったと発表した。市民投票の結果、6割の支持を得た。市は愛称を広く周知し「ほっこりと人々が集い、つながる居心地のいい場所」として、市民に親しまれる施設を目指す。

 愛称は設計業者の関係者が3案を作製。市は多くの市民に施設を知ってもらおうと9月23日~10月11日、市役所各庁舎など公共施設11カ所に投票ボードを置き、インターネット投票も受け付けた。

 その結果、全体で1893票が寄せられ、hoKkoは61・4%に当たる1162票を獲得。次点はmul―che(まるちぇ)の412票、3位はKotoloo(コトロ)の319票だった。結果を受け、有識者らで構成する整備デザイン会議で選定し市が決定した。

 hoKkoは保健、北上、子育てのアルファベットの頭文字。kには交流の意味もある。Kを中心に置くことで「人と人、人と場所をつなぎ、ほっこりと心のよりどころになるように」と願いを込め、「呼びやすく聞きやすく、親しみのある温かい感じ」が表現された。

 大文字のKと小文字のkは親子をイメージ。館内にはコルクや木が使用され、ぬくもりが感じられる茶色をメインカラーとした。

 新施設では保健センター機能に加え、妊娠から切れ目なく子育てをサポート。子供たちが伸び伸びと遊べる場を設け、子育てや健康に関する相談にワンストップで対応する。飲食や交流スペース、イベントにも活用できる「まちいく広場」も設置される。20年度工事に入り同年内に完成し、21年3月までに開館する。

 愛称決定を受け、髙橋敏彦市長は「多くの皆さんに投票していただいた。市民に受け入れられる愛称になりそうだ」と歓迎した。

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