北上・西和賀

地域の歩み一冊に 北上・岩崎地区交流センター 新築から10年分 広報縮刷版を作製

完成した広報いわさきの縮刷版を手にする編集担当者

 岩崎地区自治振興協議会(髙橋功会長)と岩崎地区交流センター(髙橋裕センター長)は、北上市和賀町岩崎の同地に交流センターが新築された2008年度から10年分の「広報いわさき」を収録した縮刷版を作製した。地域での取り組みや各種事業、人口の変遷などがまとめられ、地域の歩みを振り返ることができる貴重な一冊に仕上がった。

 以前の施設は和賀氏一族の城・岩崎城跡の敷地内に整備され、1972年度に岩崎公民館として開館。老朽化などに伴い、地域の要望が高まったことから2008年に現在の場所に移された。移転新築から10年の節目が経過し、歴代の自治組織役員や地域関係者への感謝の意味も込め、岩崎地区の足跡を多くの人に知ってもらおうと、今年度事業として製本化した。

 縮刷版はA4判、カラーの249ページ。同協議会が指定管理を担い実施してきた08年度から10年分の生涯学習や地域づくり活動、スポーツイベントなどが紹介された広報誌を掲載。歴代の広報担当者や縮刷版の編集に携わった委員の名簿、その時々の出来事をピックアップした10大ニュースも網羅され、毎月途切れることなく発行され続けてきた軌跡が紹介されている。

 編集長を務めた髙橋センター長は「交流センターがこの地に新築されて10年以上が過ぎた。この一冊は過去を知る上で貴重なものになる。岩崎は青年会を中心に若い世代も活発な地域なので、そういった人たちにもぜひ見てもらいたい」と思いを語る。

 縮刷版は200部作製され、今後市内の公共施設などに配布する予定。

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