一関・平泉

常に選手を尊重 元バド五輪代表陣内さん 歩み、報道スタンス語る 市スポーツ講演会【一関】

バドミントンの厳しい練習から学んだことを語る陣内さん

 一関市スポーツ講演会(市体育協会主催)は17日、同市山目のベリーノホテル一関で開かれた。バルセロナ五輪女子バドミントン代表で、現在はキャスターとしても活躍する陣内貴美子さん(55)が自身の歩みを振り返り、厳しい練習やスポーツ報道を通して学んだことを来場者に伝えた。

 中学時代は平日に14キロ、土日は30キロの走り込みに励んだという陣内さん。16歳の若さで日本代表チームに選抜されて代表合宿に参加したが、コートに立てるのは1時間ほど。それ以外はうさぎ跳びや筋トレといった基礎練習を繰り返した。

 プレーできないことに不満を持つこともあったが、合宿を終えて高校のチームメートと練習をすると「相手がどこに打ってくるか分かるくらいになった」と成長を実感。これらの経験から「基本を知っていれば強くなれる」ということを身をもって知ったという。

 現役引退後にキャスターに転身。スポーツを報道する立場になってからは、選手を尊重する姿勢を一貫する。「まずは選手の立場を大事にしたい。そうすれば絶対に心を開いてくれる」と持論を語り、「メダリストだけでなく、取れなくても努力をした選手たちもリスペクトしなくてはいけない」という独自のスタンスを明かした。

 2020年の東京五輪については「東京オリンピックの後のことが大切だ」と力説。選手たちの燃え尽き症候群(バーンアウト)などを危惧し、「東京五輪をゴールにするのでなく、次のオリンピックにつなげられるかが重要。でないと東京五輪後、日本のスポーツ全体が下がってしまう」と警鐘を鳴らした。

 同日は約200人が来場。陣内さんのほか、スポーツ庁競技スポーツ課の鈴木遼太郎企画係長が「競技力強化のための今後の取組みについて」と題して講話した。

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