新雪ゲレンデ満喫 夏油高原スキー場 安全祈願祭【北上】
北上市和賀町岩崎新田の夏油高原スキー場で22日、今シーズンの安全祈願祭が行われた。十分な雪に恵まれて既にプレオープンし、同日も県内外から多くのスキーヤーやスノーボーダーが来場。好天の下、新雪のゲレンデで存分に滑りを楽しんだ。
祈願祭には運営会社の北日本リゾートをはじめ市、県、市内各団体・企業などの関係者ら約80人が出席。神事では同社の菅原三多英代表取締役、髙橋敏彦市長らが玉串をささげ、今季の無事故を祈願した。
菅原代表取締役は「関東圏や台湾へ営業に行き、知名度は上がってきた。次はリゾートとして活性化し、持続可能な施設にしていきたい」と抱負を語った。
今季は中上級者向けの林間コース「ツリーランエリア」を1エリア増設し9エリアとしたほか、スキーセンター内には4部屋で最大18人収容できる新たな宿泊施設を整備。ゲレンデに直結するプライベートルームとし来月から稼働する。
近年は国内のほか台湾、オーストラリアからの外国人客が右肩上がりという。スノーシュートレッキングやスノーモービルなど多様な企画を充実させ、今季の来場者(温泉除く)は前年比2万5000人増の12万人に目標に据える。
当面は五つのコースが開放され、全ゴンドラが運行し全面滑走となるフルオープンは12月14日の予定。営業は来年5月6日まで。