花巻

「花巻」の名前で栄冠 青年大会柔道競技 富士大、市民の応援力に

全国青年大会柔道競技団体戦で優勝した岩手花巻のメンバー

 第68回全国青年大会柔道競技(10、11日、東京都・講道館)の団体戦で、富士大柔道部員で構成するチーム岩手花巻が優勝した。同大では「花巻の名前で優勝し、地域に貢献することができた」と栄冠を喜んでいる。

 同大会は昨年から規定が変更され、学生も出場できるようになった。団体戦は11チームが出場し、岩手花巻は2回戦で北九州市(福岡)を3―1、準決勝で茨城連合を4―1で破った。

 糟屋郡(福岡)との決勝は0―1から四将の芳賀匠選手(2年)が勝って1―1とし、2人が引き分け。大将戦は利田大明選手(1年)が払い巻き込みから後ろけさ固めにつないで一本勝ちし、頂点に立った。

 芳賀選手は個人戦の90キロ級、利田選手は無差別級でもそれぞれ優勝。芳賀選手は「組み手で勝ち、相手が不十分なところに得意な足技、担ぎ技を掛けることができた。団体は一人ひとりの勝つという気持ちが優勝につながった」、利田選手は「プレッシャーを乗り越えられてほっとした。今回の経験を生かし、これからチームを引っ張っていきたい」と振り返った。

 個人戦はこのほか、いずれも同大の天羽翔太選手(4年)が73キロ級、中村航輔選手(3年)が90キロ級、菊池昌大選手(1年)が無差別級で3位に入った。

 チーム岩手花巻を率いた同大柔道部の平嶋孔輝監督は「勝因はチームワーク。練習でやってきたことを全員で出し切ることができた。今後の自信につながる結果だ」と手応え。佐々木安廣部長兼総監督は「花巻市民の応援に応えることができた。結果で地域に貢献できて良かった」と選手の健闘をたたえた。

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