奥州・金ケ崎

素材に込める情熱 木工作品2人展 30日まで【奥州】

味わい深い木工作品が並ぶ千田さん、大和久さんの2人展

 「木楽木楽(きらきら) Craft&furniture 2人展」は、奥州市江刺中町のギャラリー亀の子館で開かれている。木彫り作家千田満昭さん(一関市三関)、木工作家大和久彰さん(奥州市江刺米里)が手掛けた木工作品合わせて約50点を紹介。木の持つ温かみと創作者の情熱がこもった家具、器などが来場者の関心を集めている。30日まで。

 2人は趣味分野などをきっかけに交友があり、2017年11月には他の作家1人を含めた3人展を同館で開催した。今回は千田さんが器類を中心に、大和久さんは一輪挿しやテーブル、椅子などを出展している。

 大和久さんは「地場産、東北の広葉樹を利用し、一度伐採された木について次の生き方を提言しようと、家具や小物を作っている。広葉樹の特色が出ていて、木の色合いが微妙に違っているのも作っている側としては面白い」と木工への思いを語っている。

 時間は午前10時から午後6時まで(最終日は正午終了)。火曜休館。

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