北上・西和賀

多彩な運動やってみて フォルダが情報誌作製 岩手ゆかりの競技者紹介【北上】

フォルダが作製した情報誌「多種目のススメ」

 北上市のNPO法人フォルダ(司東道雄理事長)は、情報誌「多種目のススメ」を作製した。本県にゆかりのあるアスリートのインタビュー記事を中心に、多種目の見どころを紹介する内容。今後、市内の園児や小中学生を対象に配布し、さまざまなスポーツに親しむきっかけにしてもらいたい考え。

 同法人では、トップアスリートが子供の頃から一つの種目にこだわらず、さまざまなスポーツを経験しているのを踏まえて子供たちにより多くの競技を体験する機会を設けようと、4月から多種目スポーツ教室を開設。子供たちが野球やバスケ、テニスなど体の使い方が異なる競技に挑戦しながら各競技の面白さを体感している。

 情報誌は親子らに多種目スポーツの重要性を発信するのが狙い。A4判、カラー刷り12ページで、スポーツ振興くじ助成を受けて1万部作製した。

 スキージャンプの小林陵侑選手、陸上男子走高跳の戸邉直人選手、元スピードスケート選手の岡崎朋美さん、元プロサッカー選手で、いわてグルージャ盛岡の菊池利三監督、陸上女子走高跳選手で黒沢尻北高陸上部の八重樫澄佳さんの5人のインタビュー記事を掲載。幼少期に取り組んだスポーツや各競技の魅力、子供たちへのメッセージなどを盛り込んだ。

 情報誌によると、スポーツには▽リズム▽バランス▽変換▽反応▽連結▽定位▽識別―の七つの能力が必要で、全ての能力をよりよく身に付けるには多くの種目を経験する必要があるという。司東理事長は「小中高とずっと同じ種目を続ける子が多いが、例えば社会人になったとき、レジャーでいろいろなスポーツをできた方がいいと思う。一つの種目に絞らず、いろいろな競技を経験してみてほしい」と呼び掛ける。 

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