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無人店舗の試行開始 JR盛岡駅・来月10日まで 本格稼働へ課題検証

JR盛岡駅新幹線11・12番線ホームで営業を試行的に開始したセルフレジ専用キャッシュレス・無人店舗

 JR東日本リテールネットとJR盛岡支社は28日、JR盛岡駅新幹線ホームにセルフレジ専用のキャッシュレス・無人店舗「NewDaysKIOSK」をオープンさせた。12月10日までの試行的な営業で、東北エリアでは初の試み。利用者の声を聞きながら課題を検証し、本格稼働を目指す。

 店舗がオープンしたのは同駅新幹線11・12番ホーム。人手不足のため今年2月から休業していた店舗で、新幹線利用客の要望を受けて、常駐スタッフを必要としない無人店舗として試行営業させた。

 購入客は通常の店舗と同じように商品を選び、セルフレジで決済を行う。レジではSuicaなどの交通系電子マネーとクレジットカードを使うことができる。店舗は駅構内の他店舗の店員が1日1回の商品を補充する以外は基本的に無人となる。

 売り場面積は24・1平方メートルで商品数は200点近くが並ぶ。たばこ、酒類、新聞、切手・はがき類、収納代行など店員による対応が必要な商品の販売・サービスはない。

 10日までの試行期間中は案内要員を配置し購入客の客の声を聞き、ニーズをチェックしていく。防犯カメラはこれまでの3台から6台に増やし防犯面にも配慮した。

 JR東日本リテールネット盛岡支店の若狭寿寛営業課長は「最初は戸惑う人もいたが、比較的スムーズに利用していただき安心している。課題を検証しながら今まで不便をお掛けした分、利用しやすい店舗にしていきたい」と話していた。

 試行期間の営業時間は午前5時45分~午後7時。

▲キャッシュレス・無人店舗のセルフレジ

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