北上・西和賀

看板で二子アピール 振興協が設置 中学生が魅力図案化【北上】

北上北中生によってデザインされた看板が二子町内に設置された

 北上市の二子町振興協議会(及川文幸会長)は28日、地元の魅力をPRする看板を町内2カ所に設置した。北上北中学校(高橋亨校長)の生徒から協力を得た昨年に続く取り組みで、通過する車両への郷土アピールに一役買っている。

 同協議会では地域のPRと子供たちの郷土愛を育もうと、市の地域づくり総合交付金を活用して看板を製作。同校の全校生徒にデザインを依頼し、今年は夏休みの課題で同町をイメージしたデザインを募集した。

 作品は校内で代表作品に絞られ、同協議会役員が高木優希さんと多田真望さん(ともに3年)のデザインに決定。二つの作品を合わせたものを地元の業者に頼んで看板に仕上げた。

 サイズは縦180センチ、横70センチで支柱を含めた高さは約3メートル。高木さんによる同町のマスコットキャラクター「いも丸くん」や「かしらジィ」、市観光キャラクター「おに丸くん」を上部に配置し、「大好き 二子」の文字を大書き。

 下部には、芋の子汁に漬かるいも丸くんをデザインした多田さんの作品が描かれた。

 昨年は町内の東西に取り付けたため、今年は南北に設置。作業には同協議会と同校生徒、業者らが参加し、ドライバーの目に付きやすい道路脇に立てた。

 高木さんは「看板を見てもらい、二子の文化が県内、そして日本全体に広がれば」、多田さんは「通行するドライバーに地元の良さをもっと知ってもらいたい」とそれぞれ思いを語った。

 及川会長(74)は「何よりも中学生に協力いただけているのが喜ばしいことだし、ありがたい。地域を忘れず、意識し続けてもらえるきっかけにしてもらいたい」と願っていた。

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