奥州・金ケ崎

目にもおいしいXマスメニュー 食の匠が料理教室【奥州】

クリスマスを彩るごちそう作りを楽しんだ食の匠研究会の料理講習会

 胆江地方食の匠(たくみ)研究会(若生和江会長)の料理講習会は1日、奥州市水沢聖天の水沢地区センターで開かれ、食の匠がクリスマスに向けた「ごちそうメニュー」の作り方を教えながら参加者と交流を深めた。

 同会では、食の匠の料理の技術と知識を市民に向けて伝えようと2018年度から講習会を開いている。前回はお節料理だったが、今回は幅広い世代に向けてクリスマスのごちそうをテーマにした。

 同日は、食の匠の9人と一般18人が参加。佐々木洋子さんと立木睦子さんの2人の指導を受け、▽シフォンケーキ▽ガーリックライス▽根菜のクリーム煮▽ミートローフ▽山芋のかきたま汁―といった、見ても、食べてもおいしい5品を作った。

 佐々木さんはシフォンのポイントとして「しっかりしたメレンゲ」「さっくり混ぜる」などと指導。立木さんは昆布とかつお節の一番だしの取り方を実演してみせた。

 参加者は手際よく次々にメニューを仕上げ、具を別に蒸したクリーム煮やミックスベジタブルで断面も華やかになったミートローフに「きれいにできたね」と満足していた。

 同市水沢福吉町の大沼敬子さん(73)は「シフォンは初めてでどのように作るのか楽しみにしてきた。手順を見て聞いたら意外と簡単でおいしそう。今年のクリスマスはシフォンに挑戦したい」と話していた。

 若生会長は「家に帰っても作れるレシピにしている。人と人がつながって楽しめる講習会を通じて食のつながりをつくっていきたい」と今後につなげていく考えを語っていた。

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