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3週間ぶり 再開 岩手競馬 原因不明 ファン複雑

岩手競馬が再開され、レースが繰り広げられた水沢競馬場

 県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は7日、競走馬からの禁止薬物検出を受けてレースを中止していた岩手競馬を約3週間ぶりに再開した。原因は依然究明されていないが、奥州市水沢の水沢競馬場にはひづめの音とファンのにぎわいが戻った。

 11月17日以来、第8回水沢競馬前半(7~9日)からの再開となった。この日は開場時点で56人が入り口前に並んだといい、全11レースを予定通り実施した。

 レースの行方に目を凝らしたファンからは「原因究明がまだだ」「いちいち中止になっては駄目だ」など複雑な声も聞かれた。宮城県南三陸町の無職男性(78)は「勝てなくてもやはり競馬は面白い」としながら「客も楽しみにしているので、五輪のドーピングのように違反には厳しい処分をしないといけないのではないか」と話していた。

 岩手競馬では11月のレースに出走した1頭から禁止薬物の筋肉増強剤(ボルデノン)が検出され、同月18日から全レースを中止。その後全頭検査でさらに6頭からボルデノンが検出された。

 再開は全頭検査の終了を受け、公正な競馬が確保できると判断した。今回陽性馬計7頭が出た盛岡競馬場の厩舎(きゅうしゃ)所属馬は7~9日のレースに出走させず、監視カメラの増設や警備体制の増強など再発防止策を一段と強化している。

 2018年から原因不明の禁止薬物検出でレース中止が相次ぐ岩手競馬は、存続の前提条件となる「単年度の収支均衡」を確保できるかで揺れている。

 内宮明俊副管理者は「公正な競馬の確保のため厩舎関係者と一丸となり再発防止策に取り組むとともに、魅力あるレースを提供し、お客さまに安心して岩手競馬を楽しんでいただけるよう努める」とコメントした。

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