一関・平泉

楽しい空中散歩! 熱気球係留体験搭乗会 初のクリスマス開催 “サンタパイロット”操縦【一関】

多くの家族連れが楽しんだ熱気球係留体験搭乗会

 一関・平泉バルーンフェスティバル実行委員会は22日、初のクリスマス熱気球係留体験搭乗会を一関市萩荘の一関運動公園で開いた。寒空の中、朝早くから多くの人が訪れ、サンタクロース姿のパイロットが操縦する熱気球に乗り込んで空の散歩を楽しんだ。

 係留体験搭乗会は、毎年秋に開かれる一関・平泉バルーンフェスティバルのPRや熱気球の普及啓発などを狙いに、フェスと同様に2012年から開かれている。より多くの人が訪れやすくなるようにと19年度は会場を一関運動公園に固定。これまでは天候の関係から冬の実施を見送ってきたが、子供たちへのクリスマスプレゼントという願いも込めて初めて12月に開催した。

 今年は10月のバルーンフェスが台風19号の影響で中止となったことで、市内での熱気球係留は9月以来3カ月ぶりとなった。同日は前夜に雨が降ったことで開催が危ぶまれたが、雨が上がったこともあって実施を決定。日の出前から家族連れらが集まり、熱気球を立ち上げた上で係留が行われた。

 最初は恐る恐るバスケットに乗り込んだ子供たちは、熱気球が浮かぶと歓声を上げ、上空から手を振ったり写真撮影をしたりして満喫していた。搭乗後にはサンタクロースに扮(ふん)した関係者から菓子がプレゼントされた。

 鈴木李紗ちゃん(6)は「初めてだったけれども楽しかった」とにっこり。金沢小学校4年の阿部快飛君(10)は「意外と高かった」、妹で同2年の愛莉さん(8)も「自分が浮いている感じがした」と喜んでいた。

 実行委では20年度も係留体験搭乗会の開催を計画しているが、日程や場所などは未定としており、今後検討する方針。

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