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次戦見据え練習再開 黒工「モールで押し切り得点を」 全国高校ラグビー

東京との2回戦に向け練習に励む黒沢尻工フィフティーン=28日、大阪・南港中央公園

 【大阪・阿部安希子】大阪府で開かれている第99回全国高校ラグビー大会に出場している本県代表の黒沢尻工は28日、大阪市住之江区の南港中央公園で30日の2回戦に向けて練習を再開した。次戦の相手はBシードの東京(東京第1、3大会ぶり13度目出場)。選手たちは2大会連続16強入りを目指し、課題の修正と対策プログラムに励んだ。

 初戦突破から一夜明け、気持ちを切り替えた選手たちは約1時間半の軽めの練習で汗を流した。FWはラインアウトからのモールやセットプレーからのDFの修正、BKはサインプレーの確認に重点的に取り組んだ。

 初戦の米子工(鳥取)戦はモールを中心に試合の流れをつくり、82―0で圧勝。モールの起点となるLO田中寛也選手(3年)は「ゴール前に行ったら必ず取り切ることを意識している。東京はDFのテンポが速いので、DFを抑えモールで押し切って得点を挙げたい」と士気を高める。

 試合を組み立てる2年生ハーフ団のSH小原零央選手は「東京は速いDFで上がってくるのでキックでエリアを獲得して敵陣でプレーをしたい」、SO阿部凌太選手は「自分たちの強みであるモールで取り切り、BKも外から得点につなげたい」と構想を語る。

 鈴木虎鉄主将(3年)は「初戦では誰がボールを持っても得点できる状況をつくれ、後半に良い流れを持っていけたことが自信につながった。課題としてはゴール前から100%取り切ることができなかったのでそこを修正し、東京がやってくることへの対策をしっかり準備したい」と意気込んだ。

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