奥州・金ケ崎

地元食材のフレンチ提供 レストラン「ビストロアベイジャ」 地場産野菜東京へ出荷 遠藤健吾さん(40) 金ケ崎

地元の良さ、地場の野菜の発信などを目指し、レストラン「ビストロ アベイジャ」を開店。東京のレストランへの地場野菜の物販事業も進める遠藤さん

 国道4号近くの金ケ崎町三ケ尻荒巻横道上地内に2019年6月、開店した「ビストロ アベイジャ」。フレンチ創作料理を基本に、町内や県南地域の農家、産直施設と直接取引した旬の野菜、大船渡港水揚げの海産物など地元素材にこだわり、魅力を生かした日替わりコースメニューで人気を集めるほか、地場農家の野菜を東京のレストランに出荷する物販事業も行う。

 「自分の生まれ育った地域を何とかしたい。地元で頑張っている人はいっぱいいるので、力になるとともに、一つのビジネスとして形になることをやっていきたいと思っていた」。地元で起業を果たした同店オーナー遠藤健吾さん(40)は語る。

 「地域だけで完結させるビジネスだとキャパシティーが小さい。都市部と結び、地元の良さを外に出していくことが必要。食に関し、こちらの鮮度・味の良い物を届けることもしていきたい」との思いの実現に向け、県内で働いていた頃のつながりを生かし、地場農家や産直計20ほどの取引先を確保し、銀座のレストランで働いていた旧知のシェフにも打診。「『レストランで使っている野菜』の方が説得力がある。レストランの形態をとって、提供する物を外に広げていければ」と開店にこぎ着けた。

 女性客中心にリピーターが増え、野菜も現在都内3店に出す。「取引農家にも喜んでもらっていて、店に協力したいとの気持ちを持ってくれている」と話す。「柱を何本か持てる経営をしていかないと」と、地元野菜を使った加工品販売など新規事業も視野に入れており「将来的な構想に向けて一つずつ確実に進めていきたい。生産する方だけでなく、共感してくれる企業などもっと幅を広げていけるような組織体もつくっていければ」と躍進を誓う。

 えんどう・けんご 金ケ崎町生まれ。県内、関東圏での営業職などの勤務を経て、2019年6月「ビストロ アベイジャ」(同町三ケ尻荒巻横道上20の1)を開店し、オーナーを務める。営業時間はランチが午前11時30分~午後2時30分(ラストオーダー午後1時30分、月曜定休)、ディナーが午後5時30分~9時30分(同8時30分、日・月曜定休。木曜は事前予約)。問い合わせは=0197(34)2626=へ。

momottoメモ

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