一関・平泉

新年ビッグに活躍 川崎 「水色ウサキ」着ぐるみ登場【一関】

記念撮影に応じ、家族連れと触れ合う水色ウサキ

 一関市川崎町の川崎まちづくり協議会(金野健男議長)は、PRキャラクター「水色ウサキ」の着ぐるみを製作した。2015年12月に縫いぐるみで登場して以来、インターネット交流サイト(SNS)などで町の情報を発信する役割を担ってきた。待望の着ぐるみ登場によって、各種イベントでの住民との触れ合いなども見込まれ、活躍の場が広がりそうだ。

 水色ウサキは、同協議会が山形県朝日町の非公式PRキャラクター「桃色ウサヒ」にヒントを得て考案した。スタッフが川崎町内各地へ出掛け、催事や会合の報告、町の紹介などを目的に縫いぐるみを入れて撮影した写真をSNSに投稿するなどしている。

 「水色」は町を象徴する川をイメージし、「ウサキ」はウサギと川崎の地域名を掛け合わせ名付けた。名付け親は桃色ウサヒの仕掛け人で“中の人”と呼ばれる佐藤恒平さん。桃色ウサヒとは、きょうだいという設定だ。

 同協議会では水色ウサキ考案に当たって「桃色ウサヒ真似(まね)プロジェクト」を立ち上げ、15年8月に朝日町で視察研修を行い、同11月に佐藤さんを川崎町に招いて講演を聴くなどしながら、佐藤さん流の情報発信ノウハウを学んだ。

 この成果を生かして誕生した水色ウサキは、じわじわと住民の間に浸透。直近のプロフィルには将来の夢として「今は背が低く、歩くことができませんが、歩いていろいろな所に顔を出したいと思っています。身長は170~180センチはほしいなぁ」と着ぐるみ製作を予告するようなコメントもあった。

 初登場から4年。満を持して完成した着ぐるみは縫いぐるみのとぼけた表情などを再現。19年11月30日に川崎市民センターで開かれた「かわさき健康福祉まつり」(実行委主催)で先行披露され、家族連れらに次々と記念撮影を迫られる人気ぶりだった。

 SNSでの情報発信のほか、既に交通安全の啓発用ビデオへの出演も決まって撮影に臨んでいる。着ぐるみと会えるのは町内に限られることから、町内で開かれるイベントなどへの誘客にも一役買いそうだ。

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