奥州・金ケ崎

ユース五輪で活躍期待 女子アイスホッケー日本代表 福田選手を激励【奥州】

福田選手(左)への励ましのメッセージがしたためられた日の丸を贈る高橋監督

 スイスのローザンヌで9日に開幕するユースオリンピック冬季競技大会・女子アイスホッケー競技に日本代表ゴールキーパーとして出場する、奥州市水沢の福田奈生選手(14)=水沢中2年=の壮行会(市アイスホッケー協会主催)は5日、金ケ崎町永栄のホテルみどりの郷で開かれ、約90人の関係者が福田選手らしいプレーでの活躍を祈った。

▲チームメートや関係者に見送られる福田選手

 福田選手は女子14歳以下日本代表に2年連続で選ばれ、海外遠征を重ねるなど将来を期待されているゴールキーパー。みどりの郷アイスアリーナをホームリンクとする水沢ドルフィンズに所属。今大会では2人の枠となっているゴールキーパーに選出された。

 壮行会では、日本代表のブレザーを着て福田選手が会場入り。同協会の小熊秀佳会長が「熱い思いを持って行ってもらいたい。最高のパフォーマンスを見せ、次の冬季五輪も目指してほしい」、小沢昌記市長と小野寺隆夫市議会議長は「自身のための経験とし、悔いのない試合をしてほしい」と期待を語った。

 また、ドルフィンズと女子チーム「岩手ブルーバーズ」のチームメートも「人一倍努力家」と評する福田選手にエール。成長を見守ってきたドルフィンズの高橋正人監督は「みんなの協力があって代表に選出される力を付けた。世界の強豪を相手にうまくいかないこともあると思うが、マイナスをプラスにして上を目指してほしい」と激励した。

 福田選手は「自分らしいプレーでいつも通りセーブできれば良い。まずは五輪を楽しみ、全力で頑張る」と、出席した仲間や先輩、指導者らの力強い励ましに応えていた。

 今大会の同競技は、日本のほか、スウェーデン、ドイツ、チェコ、スイス、スロバキアの5カ国が出場。3チームずつのリーグ戦で上位2チームが準決勝に進出する。

 福田選手は同日東京入りし、6日の日本選手団結団式に出席。15日に羽田を発つ。

 初戦のチェコ戦は現地時間18日午後5時(日本時間19日午前1時)開始予定。

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