北上・西和賀

寒さに負けず威勢よく 長松垢離とり【西和賀】

極寒の中、下帯姿で冷水に入り身を清める男たち

 西和賀町指定無形民俗文化財の「長松垢離(こり)とり」は6日、同町湯之沢地区で行われた。極寒の中、下帯姿の男たちが威勢の良い掛け声を上げながら沢に飛び込み、1年の多幸を願った。

 湯之沢裸まつりとも呼ばれるこの行事は、かつて鉱山で栄えた旧長松地区で300年以上前から伝わる年中行事。地元の山祇神社の「山の神」の年越しに当たる旧暦12月12日に毎年行われている。

 この日は湯田で最高気温が2・4度、最低気温が氷点下2・0度(盛岡地方気象台調べ)。日が傾くにつれて冷え込みが増す中、町内のほか、東京、横浜、埼玉などから10~50代の男性19人が参加した。

 一同は湯之沢公民館で「力餅」をつき、同神社へ奉納。その後、500メートルほど離れた岩滑沢を目指して一気に駆け下りた。冷え切った沢の水に入った裸男たちは寒さに耐えながら全員で手をつないで輪をつくり、雄々しい掛け声とともに水しぶきを上げながら3回、首まで漬かって身を清めた。今年で参加3回目となる地元出身の専門学生髙橋悠太さん(21)=札幌市=は「今年は例年に比べて気温が高くいつもよりやりやすかったが、水を浴びて気を引き締めることができた。進級できるよう学業成就を祈願したい」とすがすがしい表情で語った。

momottoメモ

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