雪まとった渓谷美堪能 東山・猊鼻渓【一関】
日本百景に数えられる一関市東山町の名勝・猊鼻(げいび)渓は8日、前夜から降り続いた雪で水墨画のような景色となった。そそり立つ岩や木々に降り積もった雪が絶妙なコントラストを織り成し、川面に映えた。
猊鼻渓ではこの時期、こたつを備えた屋形船を1時間に1回運航している。同日も国内外から訪れた舟下りの観光客がこたつで暖を取りながら写真撮影をするなど雪をまとった渓谷美を堪能した。
栃木県から兄弟と一緒に新年会旅行で訪れた功力勝治さん(65)は「今までに春と秋の2回訪れているが雪景色はまた趣が違い、きれいだった」と話していた。