閉店から復活 奇跡の物語 上映会、舞台あいさつ マルカン大食堂の贈り物【花巻】
花巻市を舞台に撮影、制作された短編映画「マルカン大食堂の贈り物」上映会と、同作主題歌を担当したバンド「ブルーヘアーズ」のコンサートは12日、同市大通りのなはんプラザで開かれた。多くの市民らが来場し、花巻の魅力いっぱいの映画と歌の世界を満喫した。
同作は、同食堂が入っていたマルカン百貨店の閉店から復活までを描いたノンフィクション「マルカン大食堂の奇跡」を原案に制作された。話題作の地元先行上映会と人気バンドのライブがセットで楽しめるお得な企画とあって、会場は約300人の観客で満員状態となった。
イベントに先立って舞台あいさつが行われ、同作でメガホンを取った柴田啓佑監督と主演女優の内田慈さん、ブルーヘアーズのギターHattory(ハットリー)さんが登壇。柴田監督は、学生時代の来花経験を明かしつつ「花巻まつりの邪魔をする形で撮影させていただいたのに、とても親切に協力してくださった。花巻は(祭など)一つの事に皆さんが向かう、すごい力を持っている町だと痛感した」などとエピソードを語っていた。