北上・西和賀

新春大乗神楽公演 鬼の館 5団体、迫力の演舞【北上】

新春大乗神楽公演。「七五三切」を演じる宿大乗神楽の舞い手たち

 「新春大乗神楽公演2020」は12日、北上市和賀町岩崎の市立鬼の館で開かれた。市内の5団体が地域に伝わる神楽の舞い初めを演じ、来場した神楽ファンや市民を魅了した。

 大乗神楽は市内や花巻市北笹間地区に現存し、修験の呪法が随所に採り入れられている。2001年に「和賀の大乗神楽」として県の無形民俗文化財に指定され、同館で14年から新春公演を開催。同日は新平神楽の「神おろし・権現舞」でオープニングを飾り、各団体が1~3演目の計11演目を繰り広げた。

 築舘大乗神楽は荒神の来臨を願う「笹結」などを演じ、宿大乗神楽は子供たちの舞手が太刀くぐりを交えた「七五三切(しめきり)」などを披露。村崎野大乗神楽は、二人舞で面を外して互いの太刀を握り合う「龍電」など迫力ある演舞を見せ、最後は和賀大乗神楽が五穀豊穣(ほうじょう)、無病息災を祈る「伏獅子・神上げ」で締めた。

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