花巻

静電気実験に好奇心 ぬくまるアカデミー 児童が学び深め【花巻】

ぬくまるアカデミーで静電気の実験などに取り組む子供たち

 花巻市の子供たちが家庭的な雰囲気の中で遊び、食事を楽しむ「ぬくまる食堂」の冬休みイベント「ぬくまるアカデミー」が15日、同市花城町のまなび学園で開かれ、静電気の性質について学ぶ実験などが児童の好奇心をかき立てた。

 市内の小学1~6年生33人が参加。肉まんやあんまん、おでん、デザートなどの昼食を取った後、花巻ロータリークラブ(RC)幹事の橋川秀治さん(イーエヌ大塚製薬執行役員グローバル生産戦略部長)の指導で静電気の性質を見分けるカード型測定器を作った。

 橋川さんは雷を例に挙げて静電気が発生する仕組みなどを説明したほか、ラップやコピー機、花粉用マスクといった静電気を利用した製品も紹介。静電気を使い、蛇口から流れる水を曲げる実験なども披露した。

 児童は身の回りの物などを使って摩擦で静電気を起こし、髪の毛に当ててみたり、測定器で極性を調べたりして学習を深めた。伊藤蒼來君と瀬川昊正君(ともに花巻小6年)は「今まで静電気は金属だけにあると思っていたけど、全ての物質にあり驚いた。紙やビニールひも、スポンジなど、いろいろな物が磁石でもないのにくっつくのが不思議だった。これからも勉強してみたい」と話していた。

 子供たちの居場所づくりを目的としたぬくまる食堂は花巻RC(鹿討康弘会長)が中心となり、市社会福祉協議会の協力を得て2018年から運営。学校の長期休暇に合わせて「アカデミー」を開催しており、今回が5回目となった。

momottoメモ

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