奥州・金ケ崎

亡き友の作品 多くの人に 同級生ら写真、陶芸展 めんこい美術館【奥州】

めんこい美術館で開かれている「山の花二人展」。千葉さんの作品に見入る(右から)佐々木さん、那須川さん、菅原さん

 奥州市水沢真城の同級生らによる「山の花二人展」と「正覚坊窯陶芸展」が、同市水沢佐倉河のめんこい美術館で開かれている。山の花二人展では展示を楽しみにしつつ開幕前に亡くなった千葉悦三さんの高山植物などの写真が出品されており、ともに準備を進めた同級生3人は「多くの人に見てほしい」と来場を呼び掛けている。

 「山の花…」は千葉さんと佐々木文也さん(66)が撮りためた写真を展示。千葉さんは51点、佐々木さんは30点を出品している。「正覚坊窯…」は、2人と真城小、中学校で同級生だった那須川重廣さん(66)が開いている陶芸教室の作品展。那須川さんをはじめ10人が95点の作品を出品しているが、指導を受けている菅原政幸さんも同級生という。

 亡くなる2日前に3人は病床の千葉さんを見舞い、最終打ち合わせ。千葉さんは展示用の額装も終わりカードや自身のプロフィルのボードなどもあって準備万端だったという。以前に二人で展示会を開いた那須川さんはその様子を見て「何としても展示した様子を見せたいと思ったが、かなわなかった」と残念がる。

 今回一緒に写真を展示している佐々木さんは「職場も一緒だったが、登山と写真を趣味にしているのは知らなかった。最後かもしれないから一緒に展示しようと声を掛けられた。作品を見ると自分とは違った作風で良さがある」という。

 趣味で切り絵を楽しんでいる佐々木さんは「次は槍ヶ岳に登りたいと言っていた」と、B2判の切り絵「槍ヶ岳 千葉悦三君に捧ぐ」を制作。昨年12月に完成した作品も展示している。

 3人は「4人の同級生がそろって展示できるのは最後だと思って準備をしてきた。それだけに多くの人に見てほしい物がそろっている」と話している。

 展示は「山の花―」が30日まで、「正覚坊窯―」は31日までの午前9時~午後5時。正覚坊窯は最終日は午後3時まで。

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