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浜千鳥(釜石)最高賞 国際コンテスト 純米吟醸の部で

国際的な日本酒コンテストで最優秀賞を受賞した浜千鳥の新里社長(左)と杜氏の奥村醸造部長

 釜石市の酒造会社・浜千鳥は、国際的な日本酒コンテスト「インターナショナル・サケ・チャレンジ」に出品した「浜千鳥 純米吟醸 吟ぎんが仕込み」が純米吟醸の部でトロフィー賞(最優秀賞)に輝いた。前回の大吟醸・吟醸の部に続く2年連続の最高賞受賞。

 東京都内で24日に表彰式があり、新里進社長、杜氏の奥村康太郎醸造部長、大槌酒米研究会(大槌町)の佐々木重吾会長の3人が出席して栄誉を受けた。

 今回が13回目で、2019年8月に国内外の専門家が大吟醸、純米大吟醸、純米吟醸、純米、熟成の5部門で審査し、最優秀賞5点、金賞21点などが選ばれた。

 前回受賞の大吟醸は県外の米を使ったが、今回は同研究会が栽培した吟ぎんがを原料に岩手オリジナル酵母と麹(こうじ)菌で醸造した。華やかな香りとすっきりとした口当たりが特徴。

 奥村部長は「地元の米と酵母、水を使った地域の商品が外国の人を交えた審査で評価されてうれしい。農家の人たちにもいい報告ができる」と喜びを語った。

 新里社長は「地元のもので造った地元の味覚が技術的な水準の高さと個性を評価する審査で認められた。今年のオリンピックで海外から訪れる人たちにも日本の食文化を知ってもらうきっかけになればいい」と話した。

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