北上・西和賀

地元産野菜おいしい 黒東小児童 給食で生産者と交流【北上】

地元食材が使われた給食を頬張る黒沢尻東小の児童

 北上市中野町の黒沢尻東小学校(大沼英生校長、児童718人)で28日、地元食材を味わう交流会が開かれた。児童が生産者と共に給食をぺろりと平らげ、野菜のおいしさを実感した。

 市では地産地消の推進に向け、学校給食で市内産野菜を使った献立を提供。併せて年間4回ほど生産者との交流会も実施している。今年度最終回となった同日は、生産者でつくるグループ「直来楽(ちょっこら)」の高橋賢さん、馬場一輝さん、千田健一さんが同校を訪れた。

 4年生を前にホウレンソウやニンジン、キュウリといった野菜を栽培する上での苦労話を紹介した。児童たちは「育てるときに心掛けていることは」「どのくらいのサイズで収穫するの」などと積極的に質問を投げ掛けていた。

 この日の献立は、高橋さんが納入したホウレンソウと鮭とのシチューをはじめ、二子さといもコロッケや県産小麦粉を使ったソフトフランスパンなど。児童は生産者と一緒に机を囲み、地元産野菜がふんだんに入ったメニューを堪能した。

 齋藤航太朗君(10)は「野菜の中で一番ホウレンソウが好き。シチューもおいしかったし、生産者へのありがたみも感じた」と満足げ。高橋さんは「季節ごとにおいしい野菜があるので旬を知ってもらいたい。作った野菜を食べてもらえることはモチベーションになる」とうれしそうだった。

 同日の給食は、中央学校給食センター管内の10小学校、1幼稚園で2600食余りが提供された。

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