花巻

新図書館の建設予定地 花巻駅前商業地に

新花巻図書館の建設予定地に決まったJR東日本所有地のJR花巻駅前商業地。2023年度の完成を計画する

 花巻市は29日、新花巻図書館(仮称)の建設予定地を同市大通り1丁目のJR花巻駅前商業地に決めたことを明らかにした。商業地はJR東日本が所有し、現在立地するスポーツ用品店の店舗用地への建設を計画。テナントや賃貸住宅などが入居する複合施設を構想しており、2021年度から3カ年で建設する予定。17年度に策定した図書館整備基本構想から約2年半が経過し、新図書館整備は建設地の確定で大きく前進する。

 同日開かれた議員説明会と定例会見で上田東一市長が説明。JR東日本が所有するスポーツ用品店舗用地を含めた2400平方メートルを建設用地に借用する。店舗が立ち退いた後に建設を進める方針。上田市長は「現段階での構想として1、2階は図書館、テナントをいずれかの階に入居させ、その上層に賃貸住宅を設けたい」との考えを示した。

 県内では複合商業施設として話題を集めている紫波町のオガールプラザ1階の紫波町図書館が床面積1500平方メートル規模、県南地方最大規模の一関市の一関図書館が1、2階の延べ床面積4000平方メートル程度となっているため、「図書館として十分なスペースを確保したい」とも語った。

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