北上・西和賀

ハチの巣迫力満点 博物館和賀分館で企画展【北上】

巨大なハチの巣が展示されている北上市立博物館和賀分館の企画展

 北上市和賀町横川目の市立博物館和賀分館(市役所和賀庁舎1階)で、企画展「ハチの巣展」が開かれている。巨大な巣をはじめ多種類のハチの標本、解説パネルが展示され、ハチの生態や秘密を知ることができる。3月31日まで。

 博物館本館に隣接するみちのく民俗村のボランティアガイドからハチの巣提供を受けたのを機に、同分館で所蔵していた巣、同館ゆかりの人々が保管していた標本なども合わせて出展。ハチが活動せず観察しやすいこの時期に企画展を設けた。

 今回、出展している巣の中で最も大きいのはキイロスズメバチ。直径56センチ、高さ50センチほどの迫力満点のサイズが目を引く。このほかアシナガバチ、コガタスズメバチ、モンススズメバチとみられる巣も展示し、多種類のスズメバチ類、アメバチなどの標本も並ぶ。

 解説パネルではスズメバチの一年と一日、巣について説明。雌雄の産み分けやスズメバチが持つ毒、刺されないための方法についても記載し「巣の10メートル以内に近づかない」「空き缶を放置すると招き寄せてしまう」「黒い服、白い服の人、香水をつけている人を襲う傾向がある」などと注意を喚起している。

 普段は危険で近くで見ることができない巣をそばに寄ってじっくり見ることができる貴重な機会。工作コーナーでは、紙パルプなどを使い本物そっくりの巣を作ることができる。

 市立博物館の鈴木琢磨主任は「とても大きなハチの巣をぜひ見て、工作コーナーも体験してほしい」と呼び掛けている。

 公開は午前10時~午後4時。期間中は毎週月曜(祝日の場合はその翌日)と3月7、14、15日など休館。入館無料。

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