自慢の品いかが 冬季初の「岩高ショップ」【奥州】
県立岩谷堂高校(鈴木智香校長、生徒385人)の生徒による模擬株式会社・凛堂は、初となる冬の「岩高ショップ」を奥州市江刺大通りの市役所江刺総合支所1階に開設している。3月まで毎週木曜に営業予定。同校で生産した物を含むえりすぐりの商品を販売している。
同ショップは流通情報系列の生徒の販売実習機会として開設。2019年度からは凛堂を設立して運営し、より実践的に学んでいる。冬季の販売は同社の活動をより継続的にするため、市の協力を得て始めた。
初日の6日は開店前から人が集まった。生物生産系列の生徒によるジャムやジュース、鉢花や野菜などのほか、生徒が仕入れた全国のご当地食品も並び、次々と買い求められていた。
卒業を控えて同日が最後の接客となった凛堂前社長の千葉剣士朗さん(3年)は「初めての場所だが、多くの人が来てくれてうれしい。後輩には一から接客を学び、元気よく販売してほしい。笑顔が地域の活性化にもつながる」と願っていた。
開設時間は正午~午後3時。最終日は来月26日。