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県南ひとめぼれ「A」に降格 今年度産米食味ランキング 銀河のしずくなど「特A」

 日本穀物検定協会が26日に公表した2019年度産米の食味ランキングで、県南地区「ひとめぼれ」は最高の「特A」を逃し、17年度以来2年ぶりの「A」評価となった。一方で県中地区「ひとめぼれ」は、18年度産の「A」から「特A」に返り咲いた。同地区「銀河のしずく」は、2年連続の「特A」。最高級の本県フラッグシップ米「金色(こんじき)の風」は、作付面積1000ヘクタール以上などの要件を満たさず、評価対象外だった。県は評価が分かれた要因を分析し、20年度産の取り組みに生かす。

 食味試験は香りや味、粘りなど6項目で評価。パネラーが複数産地のコシヒカリをブレンドした基準米と比較し、「特に良好」が特A、「良好」がA、「おおむね同等」がA´など5段階で評価している。

 気象変動が大きかった19年度は、県内で高温対策など例年以上にコメの栽培管理を徹底。県中地区(盛岡、花巻、北上、遠野、西和賀など9市町)「銀河のしずく」は2年連続で「特A」を受け、17年度産から「A」が続いた同地区「ひとめぼれ」は、3年ぶりに「特A」を奪還した。

 県南(一関、奥州、金ケ崎、平泉の4市町)地区「ひとめぼれ」は、16年度まで通算22回連続(大冷害だった03年度を除く)で最高評価を受けており、17年産で「特A」を逃したが、18年度産で返り咲いた。19年度も栽培研修会などを重ねてきめ細かな栽培管理に取り組んだが、再び「A」にランクを落とした。

 県県産米戦略室は、同品種で県中と明暗が分かれた要因について「登熟期の気温が高かったことが影響したのでは」と推測。県農業研究センターで詳しい要因を分析した上で、20年度の米作りに生かす。

 小岩一幸室長は「銀河のしずく、県中ひとめぼれは特Aで生産者の取り組みが報われた。県南ひとめぼれはAだったが、大手卸業者からは高い評価を頂いている。今後もトップセールスなどの取り組みを継続し、県産米の販路拡大を目指していく」としている。


【訂正】県産米の評価が分かれた要因を分析するのは県農業研究センターでした。

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