花巻

陶器や絵画150点 るんびにい美術館で企画展【花巻】

個性的作品が来館者の注目を集めている新作陶展

 企画展「ルンビニック・アーティスツ&一灯窯新作陶展2020」は、花巻市星が丘のるんびにい美術館で開かれている。同館を運営する社会福祉法人・光林会の関連施設で生み出された絵画や新作陶器を集め、地域に紹介する恒例の展示会。多くの市民らでにぎわっている。5月25日まで。

 同法人では、1988年同市石鳥谷町に築かれた穴窯「一灯窯」で、障害のある施設利用者らが陶器を制作。同展は毎年えりすぐりの逸品を公開、一部販売するイベントとして定着している。今回は陶器と同美術館アトリエなどで描かれた絵画合わせて150点余りが並び、見応えある内容となっている。

 このうち新作陶展では、坊主頭と笑顔が愛らしい通称「ぼんず」が人気。輪状のパーツを幾重にも組み合わせて成形する玉山公さん(48)、躍動感ある生き物が特徴的な村井洋さん(40)らによる作品も来館者の目を引いている。

 今展は新型コロナウイルス感染拡大の影響下、館内清掃、消毒などを徹底しての開催。同館担当の佐藤茜さんは「森の中に生えるキノコのイメージで作品を配置し、自然と一体になった一灯窯の雰囲気が感じられるような会場づくりを心掛けた。どの作品にもその人らしさが出ている」と話す。

 入館無料。水曜、第4火曜休館。時間は午前10時~午後4時30分。問い合わせは同館=0198(22)5057=まで。

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