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来月、2子会社を設立 岩手銀行 身近な経営課題に対応

コンサル機能集約
地域活性化後押し

 岩手銀行(盛岡市、田口幸雄頭取)は、事業承継や経営の支援業務を担う「いわぎんコンサルティング」と地域商社事業を営む「manorda(マノルダ)いわて」の新会社2社を設立する。ともに同行が100%出資する完全子会社で4月1日設立予定。身近な経営課題に対応する業務を特化・専業化し、地域経済の活性化につなげる。

 いわぎんコンサルティングは、同行のコンサルティング機能を新会社に集約し、専門人材の育成を図りながら金融仲介機能の強化と高度化を進める。資本金1億円。同行の佐々木安浩執行役員法人戦略部長が代表取締役に就任する予定。

 同行本店内に本社を置き、主に事業承継対策や企業の合併・買収(M&A)の支援、事業戦略・経営計画策定支援、人材紹介、各種経営相談などに取り組む予定。7月に15人体制で業務開始する計画。

 マノルダいわては、人口減少と長期化する低金利環境で新たな事業領域に進出して地域活性化と産業創出を促し、持続可能なビジネスモデルを構築する。資本金7000万円。代表取締役には同行の菊地文彦総合企画部付部長が就く予定。7人体制で6月の業務開始を目指す。

 社名は、エスペラント語のマノ(手)とノルダ(北)の造語で「北に生きる人々が共に手を取り合い、持続可能な世界の実現と地域社会の価値創造に取り組む」という意味を込めた。同行本店内に本社を置き、顧客の販路拡大やブランディングに関する支援業務のほか、地域の事業者や自治体と連携して地域活性化に役立つ事業に取り組む方針。

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